以前はお腹が弱くてトイレにしょっちゅう駆け込んでいたブログ担当のスタッフ佐々田です。今回は、日本人の実に3人に1人が苦しんでいるという「 胃痛 」についてスパッと切り込みます。
【胃痛の原因ピロリ菌】
対人関係のストレスでお腹がキリキリ痛む・・・
好きなものをついつい食べ過ぎてお腹がイタイ(>_<)
下痢気味でお腹がグルグルゴロゴロ大合唱・・・
胃痛といっても色々ですが、実は日本人の胃痛の大半は「 ピロリ菌 」が原因だってご存知ですか?日本人は多民族に比べてピロリ菌を持っている比率が高いようです。日本人の2人に1人が胃にピロリ菌を保有しているとさえ言われています。
ピロリ菌とは一体どんな菌なのでしょうか?
こんな姿をしているそうなのです↓
・・・なかなか気持ち悪いですね。
自分のお腹の中でこんなのが徘徊してるなんて、考えたくもないですね(汗)
【ピロリ菌のヒミツ】
でも、胃は食べ物を消化するために強い胃酸を出しているのに、なぜピロリ菌は死なないんでしょうか?実際、胃液は金属すら溶かすことができるほど強力な酸性液です。細菌やウイルスはもちろん胃の中では全滅します。
・・・ではなぜピロリ菌は胃の中で生きていられるのか?
実はこのピロリ菌、胃酸を中和させる厄介な能力を持っているんです。
ピロリ菌はウレアーゼという酵素を作り、それが胃の中の尿素と反応してアンモニアができます。アンモニアはアルカリ性なので、酸性の胃液を中和させるんですね。このようにして、自分の周りの胃液を中和させることでピロリ菌は胃の中で堂々と徘徊してるわけです。
【ピロリ菌が引き起こす病気】
では、このピロリ菌がどう胃痛と関係しているのか?と言いますと、ピロリ菌の分泌する毒素が胃の粘膜に直接害をもたらすこともありますし、ピロリ菌を退治しようと白血球たちがどんどん集まってくることで炎症を起こすということもあるそうです。
ピロリ菌によって引き起こされる病気は、
- 急性・慢性胃炎
- 下痢
- 萎縮性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
など、胃にまつわる病気が多いです。
しかも、慢性胃炎が続くと萎縮性胃炎が引き起こされ、ひいては胃ガンになる確率も高まるんです。実際、ピロリ菌保有者の胃ガン発癌リスクはピロリ菌非保有者の5,6倍も高いそうです。
1994年に、WHO (世界保健機構) の下部組織IARC(国際がん研究機関) は、「胃がんの原因はピロリ菌である」という報告を挙げました。ほんとに、とんだ厄介者ですね。
ピロリ菌を持っているかどうかの検査は、病院ですることができます。今はピロリ菌除菌は数万円で行うことができるので、気になる方はまず検査をされるのが良いです。
金属すら溶かす胃酸の海の中で、何事もないかのように遊泳している憎きピロリ菌ですが、じつはプロポリス、それもブラジル産グリーンプロポリスはピロリ菌殺菌効果があることが判明しているんです!
次のページでご説明しますね。