プロポリスは、ミツバチが樹液や新芽を採取して作りだす「天然の抗生物質」だということは、よく知られています。
プロポリスは日本では健康食品の部類になりますが、実は日本でも国立予防衛生研究室や大学の研究機関、製薬会社などが薬理学・生化学的にプロポリスを分析し、生物に対するプロポリスの作用を研究しているんです。
この点からも、プロポリスが巷にあふれる健康食品とは別物であることが窺い知れますね。
では、プロポリスを構成する成分とは具体的に何なのでしょうか?
【プロポリスを構成する成分】
プロポリスは、次のような成分で組成されていることがキール大学のベント・ハーブステン博士の研究によって明らかになっています。
◆ヤニ類、樹脂・・・・・50~55%
◆蜜ロウ・・・・・約30%
◆精油などの油性分・・・・・8~10%
◆花粉(ビーポーレン)・・・・・5%
◆有機物やミネラル類・・・・・5%
もちろんプロポリスは世界中で作られていて、ミツバチの種類やその生育環境、起源となる植物によってプロポリスの質は異なりますので、上記の成分割合は多少変化すると考えられます。
しかし、プロポリスに含まれる有機物・ミネラル類が非常に豊富であることに研究者たちは注目しています。
【プロポリスに含まれるミネラルやビタミン】
ミネラルは無機栄養素とも言いますが、体の調子を整えたり骨など体の組織を構成したりするのに必要な成分です。しかも、人体はミネラルを作りだすことができないため外部から取り入れる必要があるんです。
プロポリスには、そのミネラルが豊富かつバランスよく含まれています。
その中には銅、マグネシウム、鉄、カルシウム、バリウム、アルミニウム、セレニウム、バナジウム、マンガン、亜鉛などが含まれます。
またビタミン類ではビタミンA・B群・E・D、ナイアシン、パントテン酸などが豊富に含まれています。これらは細胞の代謝に必要な成分ですので、とても重要な栄養素だといえます。
プロポリスにはこの他にもアミノ酸、有機酸、そしてフラボノイドが多く含まれています。
【プロポリスとサプリメントの違い】
上で挙げたプロポリスに含まれる成分の一つ一つは、サプリメント錠剤としてよく見かけますよね。サプリメントで摂るのが手軽で効率が良いように感じますが、実はそうでもないんです。
化学的に精製された成分を摂り続けると、体が必要としている成分のバランスが崩れて、逆に病気になりやすくなったりしてしまうんです。
自分の体に足りていない成分を分析数値化して、それをサプリメントで補うのなら別ですが、そんなことは難しいですよね。
ですから、自然界がもたらすバランスというのは素晴らしいんです!
人間がいくら自然を真似ようとしても、全く同じようには決してできません。
自然の恵みであるプロポリスも、そこに含まれるミネラルやビタミン、フラボノイドといった栄養素は非常にバランスがよく、体が必要とする栄養素をしっかりカバーしてくれます。
さらに、そのプロポリス原料をアルコールにしっかり漬け込んで成分を抽出することで、体への浸透率も高まってプロポリスの恩恵を十分に受けることができるんです。
‟自然の恵み”プロポリスに含まれる成分は豊富かつバランスが良い!